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うちに

誤形成

❌ 私が日本に留学するうちに、中国の状況がかなり変わったそうだ。
✅ 私が日本に留学しているうちに、中国の状況がかなり変わったそうだ。

The incorrect tense doesn't make sense with「うちに」.

うちに→ときに

❌ 学校に行くうちに、スーパーマーケットに寄った。
✅ 学校に行くときに、スーパーマーケットに寄った。

❌ テレビを見ているうちに、電話が何回もかかってきた。
✅ テレビを見ているときに、電話が何回もかかってきた。

❌ 試験勉強をしているうちに、友達から電話がかかってきた。
✅ 試験勉強をしているときに、友達から電話がかかってきた。

⭐ ご飯を食べているうちに、李さんが来た。
✅ ご飯を食べているときに、李さんが来た。

You can write this sentence using「うちに」in the following way:
=本来は食事が終わってから来るはずの李さんが、
「食べ終わらないうちに来てしまった」

❌ ご飯を食べているうちに、話すのはあまり好きではない。
✅ ご飯を食べているときに、話すのはあまり好きではない。

うちに→ときは

勉強しているうちに、ラジオを聞かないようにしてください。
勉強しているときに、ラジオを聞かないようにしてください。

うちに→あいだに

授業のうちに、問題用紙を出してください。
授業のあいだに/授業が終わるまでに、問題用紙を出してください。

「うち」is often confused with both「とき」and「あいだ」.

Using easy-to-understand Japanese,「うち」の意味用法「状態性の表現をとって、その状態が終わる前に主節の同作が実現していなければならないこと」、および、「「ている」の形をとって、一つのことをしている時、自然に別のことが起こってくること」を十分理解していないことが誤用の要因と考えられる。

うちに→てから

❌ 日本へ来るうちに、ラテンダンスを少し習ってみたところ、とてもおもしろいと思ったので、ダンスクラブに入りたいと考えています。
✅ 日本へ来てからラテンダンスを少し習ってみたところ、とてもおもしろいと思ったので、ダンスクラブに入りたいと考えています。

When using words, phrases, or ideas involving the order of time such as「来日後、習い始めた」, then「来てから」is a better choice.

(ない)うちに→前に

❌ ご飯を食べないうちに、手を洗いましょう。
✅ ご飯を食べる前に、手を洗いましょう。

⭐ 就職活動をしていないうちに、よく先輩と相談してください。
✅ 就職活動をする前に、よく先輩と相談してください。

You can write this sentence using「うちに」in the following way:
=就職活動をひとたび始めたら、先輩との接触は禁じられてしまうから、
「就職活動をしていないうちに、先輩と会ってよく相談しておいてください」

「~ないうちに」has the following meaning:「その状態が終わる前に主節の動作が表現していなければならない」.

(ない)うちに→うちは

暗くならないうちに、公園で遊んでいます。
暗くならないうちは、公園で遊んでいます。

You can write this sentence using「うちに」in the following way:
=最近は日が短く、すぐに暗くなってしまうから、
「暗くならないうちに、公園で遊ぶようにしています」

(ない)うちに→(ている)うちは/あいだは

❌ この本を返さないうちに、きちんときれいにしてください。
✅ この本を借りているうちは/あいだは、きちんときれいにしてください。

The「は」in「うちは」is the contrastive particle「は」. It makes the specific set time and turns it into a topic, which can then be criticized, contrasted, etc. You cannot「うちに」to refer to the phrase without first making it into the topic of the sentence.

ALso, in this sentence, because it's talking about a period of time to keep the book nice,「借りる」is more suitable. It doesn't make sense to only keep the book looking nice only when returning it「返す」.

あいだに→うちは/あいだは

❌ 子供がまだ小さい間に脳が無限の可能性を持っているから、さまざまなことを習う方がよい。
✅ 子供がまだ小さいうちは/あいだは、脳が無限の可能性を持っているから、さまざまなことを習う方がよい。

Using「あいだは」has no problem with understanding the meaning.
①小さいあいだは無限の可能性を持っている。
②小さいうちは無限の可能性を持っている。

① has the simple meaning of「小さい時」.
② has the implication of 「小さいうちは可能性があるが、大きくなったらわからない」.

動詞の自他

❌ 電車のドアがまだしめてないうちに、急いで電車に乗ろう。
✅ 電車のドアが閉まらないうちに、急いで電車に乗ろう。

Rather than being a problem with「うちに」, this is just a problem with the attached verb. Because「電車のドア」is the subject(主語) of the sentence, it must be「電車のドア閉まらないうちに」.

文末

❌ 頑張っているうちに、いい成績を取りました
✅ 頑張っているうちに、いい成績が取れるようになりました

「取れるようになった」is more appropriate because this sentence is about a one-time event (getting a good grade), which is also a 無意志表現.

アスペクト

⭐ 先生が黒板に書いているうちに、お菓子を食べたほうが安全です。
✅ 先生が黒板に書いているうちに、お菓子を食べてしまったほうが安全です。

The first sentence has the meaning of "it would be better eat the sweets." Using「てしまう」is better because it means to finish eating the sweets.

Points to Note

Learners often confuse the meaning of 「うちに」「ある限られた状態の間に動作が実現していなければならない」with the simple meaning of「とき」. Sufficient practice using「うちに」is needed to grasp its meaning.


「うちに」typically comes after「ている」and「ない」.
「うちに」and「うちは」have distinct differences in meaning.
「ある事柄と平行して別の事態が起こる」時にも「うちに」を使うが、この場合は主節末は無意志表現になるので注意させる。
例:勉強しているうちに、眠ってしまった