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他動詞

誤形成

❌ その工事現場は安全設備が不十分なので、すぐ取り締めなければならない。
✅ その工事現場は安全設備が不十分なので、すぐ取り締まらなければならない。

The verb「取り締める」does not exist. Many intransitive verbs end in「~まる」so learners may think that「取り締まる」is an intransitive verb, but it is actually transitive.

他動詞→自動詞

❌ 11月はコースがはじめました
✅ 11月にコースが始まりました

❌ ついに車道を渡したとはいえ、罰金を払わないではすまない。
✅ ついに/うっかり車道を渡ったとはいえ、罰金を払わないではすまないだろう。

❌ クレープを作りましょう。すぐ焼くから気をつけなきゃ。
✅ クレープを作りましょう。すぐ焼けるから気をつけなきゃ。

    A:きのうころんで歯を2本折ってしまったんですよ。
❌ B:ええっ、歯が2本も折ってしまったんですか。
✅ B:ええっ、歯が2本も折れてしまったんですか。

❌ PKO問題をめぐって日本では意見が二つに分けている。
✅ PKO問題をめぐって日本では意見が二つに分かれている。

❌ このごろは、晴れたかと思うと、すぐ降り出し、かえやすい天気ですね。
✅ このごろは、晴れたかと思うと、すぐ降り出し、変わりやすい天気ですね。

❌ 彼はやっと試験に受けて、進級しました。
✅ 彼はやっと試験に受かって、進級しました。

① These examples of verbs all sound similar, so it is easy to confuse. It's important to properly remember which are transitive and which are transitive.

❌ テレビなどはたかだか道具にすぎない。それらの影響が良いか悪いかは、我々のテレビの使い方で決めることだ。
✅ テレビなどはたかだか道具にすぎない。それらの影響が良いか悪いかは、我々のテレビの使い方で決まることだ。

❌ なぜなら、ほとんどのオーストラリアの学生にとっては大学の勉強が一番大切なことで、大学でもらった成績によって、いい仕事が見つけるかどうか決まるからである。
✅ なぜなら、ほとんどのオーストラリアの学生にとっては大学の勉強が一番大切なことで、大学でもらった成績によって、いい仕事が見つかるかどうか決まるからである。

❌ 親の支配のもとで育てた子供たちは、幼い頃から何でも甘やかされて、自分の意志でものを決めることができなくなり、親の言う通りに動くようになります。つまり「よい子」になるのです。
✅ 親の支配のもとで育った子供たちは、幼い頃から何でも甘やかされて、自分の意志でものを決めることができなくなり、親の言う通りに動くようになります。つまり「よい子」になるのです。

❌ 2つの文章が続けている複文の場合、文章全体の意志を表す主節には「は」を使って、この主節を就職する従属節には「が」を使うというわけだ。
✅ 2つの文章が続いている複文の場合、文章全体の意志を表す主節には「は」を使って、この主節を就職する従属節には「が」を使うというわけだ。

② It is unclear who or what is doing the action in these examples, which makes the meaning hard to understand.

⭐ このビンのふたは固くて、なかなかけない
✅ このビンのふたは固くて、なかなかかない

⭐ 電車のドアが閉めてないうちに、急いで電車に乗ろう。
✅ 電車のドアが閉まらないうちに、急いで電車に乗ろう。

⭐ そんなに悲しんだところで、死んだ人は生き返せない
✅ そんなに悲しんだところで、死んだ人は生き返らない

③ In Japanese, verbs like「閉まらない」「開かない」「動かない」などと、「自動詞+ない」are often used to express the idea of 不可能, or impossibility(できない). Although it is grammatically possible to say something like「(自分が)開けられない」, it's more natural in Japanese to say「開かない」.

❌ 私は手紙を書くとき、涙を出します
✅ 私は手紙を書くとき、涙が出ます/涙を流します

This learner might have thought that「涙を出す」was a possible expression.

他動詞→受身

❌ 交通事故の多発に対して、交通安全キャンペーンが実施している
✅ 交通事故の多発に対して、交通安全キャンペーンが実施されている

❌ そして、有名な刺身が代表した日本の食生活は健康にいいと言われます。
✅ そして、有名な刺身に代表される日本の食生活は健康にいいと言われます。

❌ ドイツでは決して見ませんでしたから、私は魅惑しました
✅ ドイツでは決して見られなかった/見たことがなかったので、私は魅惑されました

❌ 今いろいろな議論がよく行っています。日本の競輪、競馬、さらにパチンコ、宝くじなど、ギャンブルの規模の大きさもその一つの証拠で、日本人は貯金が大好きというより、むしろ本性はギャンブラーなのではないかと思われ始めています。
✅ 今いろいろな議論がよく行われています。日本の競輪、競馬、さらにパチンコ、宝くじなど、ギャンブルの規模の大きさもその一つの証拠で、日本人は貯金が大好きというより、むしろ本性はギャンブラーなのではないかと思われ始めています。

These examples show verbs without a direct object, so it's natural to use intransitive, passive verbs verbs.

ことにする→ことになる

⭐ 来月海外へ出張することにしました
✅ 来月海外へ出張することになりました

「ことにする」is transitive, whereas「ことになる」is intransitive. Using「ことにする」like in the example above sound a bit arrogant if talking to one's superior, because it means the student decided to go on the business trip by himself on his own accord. Using the intransitive「出張することになった」is better to say and more polite.

Points to Note

「人が何か(目的・対象)をする」=他動詞 transitive
「ものがこうなる/こうなった」=自動詞 intransitive
When you omit the topic/subject and leave only the verb, it is easy to forget whether or not the verb should be transitive or intransitive.