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には

には→ために

❌ 中国の教育改革をもっと進めるには、政府が新しい政策を出した。
✅ 中国の教育改革をもっと進めるために、政府が新しい政策を出した。

❌ 日本語の勉強には頑張ります。
✅ 日本語の勉強のために頑張ります。

❌ 早く専門の研究に入るには、日本語の学習をやめました。
✅ 早く専門の研究に入るために、日本語の学習をやめました。

「には」is often used within the main clause to express 判断文(例:仕事を見つけるには資格を持っているほうがいい。)
All of these examples require「ために」.「には」cannot be used in sentences that express「動作・行為、事態描写」etc. in the 後件 (the consequent, or latter part of the sentence).

には→ためには

❌ 2週間も黙って家を空けるには家族の理解が必要だ。
✅ 2週間も黙って家を空けるためには家族の理解が必要だ。

Because「家を空ける」is a goal/purpose,「ためには」is a better choice.

には→のに

❌ ぼくが感じを覚えるには電子辞書が役に立ちました。
✅ ぼくが感じを覚えるのに電子辞書が役に立ちました。

Because「役に立つ」appears in the latter part of the sentence,「のに」is more appropriate rather than「ために」.

Using「には」for general goals is common, but oftentimes is combined with 判断表現.
①ピアノをマスターするには、毎日3時間練習しなければならない。
②結婚するには、ある程度の金が必要だ。

には→(の)なら

⭐ 英語を勉強するには、この教科書がわりといいです。
✅ 英語を勉強する(の)なら、この教科書がわりといいです。

Using「には」in this case isn't necessarily wrong, but「なら」is a better choice. Compare the example with the following dialogue that uses「なら」.
A:英語の勉強をしたいと思っているんですが、いいテキストがありますか。
B:英語の勉強を始めるのですか。そうですね、英語の勉強をするのなら、この教科書がわりといいですよ。
This「なら」has the meaning of「相手のことば・情報を受け取って」.

❌ 2週間も黙って家を空けるには、隣の人に家を見てもらったほうがいいんじゃないの?
✅ 2週間も黙って家を空ける(の)なら、隣の人に家を見てもらったほうがいいんじゃないの?

In this example, the rather soft 助言表現「ほうがいいんじゃないの?」(asking for advice) is used, so rather than「には」,「なら」is more appropriate.

には→のは

❌ 2週間も黙って家を空けるには、わがままなことだろう。
✅ 2週間も黙って家を空けるのは、わがままなことだろう。

❌ 日本語を勉強するには時間がかかりそうだ。でも、やはり勉強しなければならない。
✅ 日本語を勉強するのは時間がかかりそうだ。でも、やはり勉強しなければならない。

Rather than expressing a purpose,「のは」marks the verb phrase as a noun, and both sides of the sentences have an equal relation.

には→ので

❌ 決勝戦に入りたいのは、皆集中練習を行う。
✅ 決勝戦に残りたいので、(選手は)皆集中練習を行う。

❌ 2週間も黙って家を空けるには、親を心配させた。
✅ 2週間も黙って家を空けたので、親を心配させた。

These examples show a reason, so「ので」is more appropriate and natural.

Points to Note

When showing a purpose「には」is used with the dictionary form of a verb.


When using「には」, the end of the sentence will use 判断表現(例:便利だ、必要だ、~なければならない、~たらいい、など).
「ため(に)」は判断文でも叙述文でも幅広く用いることができる。

また、「には」は「ためには」の簡略化された形とも言えるので、「には」か「ため(に)」(ただし、叙述文では「ために」、判断文では「ためには」)を使うように指導するとよい。
「には」=一般的な事柄について、
「のに」=具体的な既定の事柄に使われる
例:a. 日本語力を高める{◯には/?のに}多くの人と話をすることが役に立つ。
  b. 母へのプレゼントを買う{?には/◯のに}3時間もかかってしまった。