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前(に)

誤形成

❌ 日本へ来たの前、日本語を勉強していませんでした。
✅ 日本へ来る前は、日本語を勉強していませんでした。

Because「前」is a noun, it gets modified with a「の」before it, but only when that word itself is a noun. In this case it is a verb(来る), so it is grammatically incorrect to use「の」before it.

❌ これを片づけて前に帰らないでください。
✅ これを片づける前に/片づけるまで帰らないでください。

た前(に)→る前(に)

❌ 高校を卒業した前は日本語と台湾語しか話せませんでしたが、今は六つの言葉が自由に話せます。
✅ 高校を卒業する前は日本語と台湾語しか話せませんでしたが、今は六つの言葉が自由に話せます。

❌ バンクーバーに行った前に、毎年夏によく大勢の友達と一緒に泳ぎに行った。
✅ バンクーバーに行く前は、毎年夏によく大勢の友達と一緒に泳ぎに行った。

❌ 私は失敗したのだが、社長が知るようになった前に、問題が解決したので、面目を失わずに済んだ。
✅ 私は失敗したのだが、社長が知る前に、問題が解決したので、面目を失わずに済んだ。

「前」always comes after the 辞書形 (dictionary form). Although these sentences are about the past, the verb before「前」will not be in the past. Learners will often incorrectly use「ル形+前」because they think that it needs to be in the past tense.

前に→前は

❌ 私は教師で、日本に来る前に北アルバータで教えていました。
✅ 私は教師で、日本に来る前は北アルバータで教えていました。

❌ 日本語を勉強する前に、日本のことはよく理解できなかった。
✅ 日本語を勉強する前は、日本のことはよく理解できなかった。

前に:ある時の一点までにどんな行為をする/したか、どんな事態が起こる/起こったかを表す。
前(に)は:ある時の一点を主題化し、その時より前のことについて話し手の判断を述べたり、対比的に取り上げたりする。「に」は省略が可能。

「前」used without「に」is more suited for casual speech and doesn't look write when used in writing.「に」or「は」needs to be used in writing. Whenever you want to contrast something, especially expressing something negative, then「前は」is suitable.

前→前は

❌ 高校を卒業した前は日本語と台湾語しか話せませんでしたが、今は六つの言葉が自由に話せます。
✅ 高校を卒業する前は日本語と台湾語しか話せませんでしたが、今は六つの言葉が自由に話せます。

same as an example above

❌ 日本へ来る前、日本についてあまり知らなかったので、今大変です。
✅ 日本へ来る前は、日本についてあまり知らなかったので、今大変です。

前→前に

❌ 学校へ行く前、この仕事を終えなければなりません。
✅ 学校へ行く前に、この仕事を終えなければなりません。

❌ 6時になる前家に帰らなければ母に起こられるかもしれない。
✅ 6時になる前に家に帰らなければ母に起こられるかもしれない。

❌ それを使う前、まず説明書をよく読んでみたほうがいい。
✅ それを使う前に、まず説明書をよく読んでみたほうがいい。

寝る前、小説を読む。
寝る前に、小説を読む。

前→まで

❌ この電車は急行なので乗ったら最後、東京に着く前降りることはできません。
✅ この電車は急行なので乗ったら最後、東京に着くまで降りることはできません。

前に→まで/(ない)うちは

❌ これを片づけて前に帰らないでください。
✅ これを片づけるまで/片づけないうちは帰らないでください。

same as an example above

Many learners find it difficult to use「まで」(until) in place of「前」(before) as in these two examples.

前に→(ない)うちに

⭐ 子供が起きる前に買い物に行ったほうがいい。
✅ 子供が起きないうちに買い物に行ったほうがいい。

「肯定形+前に」and「否定形+うちに」mean about the same thing but have different nuances.「否定形+うちに」has more of the meaning like「その出来事が起こってしまっては困ったことになるため、その出来事が起こらずにいる望ましい状況の間に」.
So, in the example sentence below, the phrase「彼が来る」will have a different meaning depending on which is used:
①彼が来る前に、この仕事を終わらせてしまいましょう。
②彼が来ないうちに、この仕事を終わらせてしまいましょう。

(ない)前に→(ない)うちに/前に

⭐ 雨が降らない前に帰りましょう。
✅ 雨が降らないうちに/降る前に帰りましょう。

「~ない前に」has recently even been seen among native Japanese speakers as well. The original meaning of「前に」is「言及されている出来事が起こる以前」. It doesn't have the meaning of「何かが起こらない以前」, so using「前に」in this way is a fundamental mistake.「肯定形+前に」or「否定形+うちに」(=その出来事が起こらない状態が続いている間に)either one is necessary.

副詞

❌ 東京に着いたばかりの前、友達の入学試験の結果が発表されたそうです。
✅ 東京に着くちょっと前、友達の入学試験の結果が発表されたそうです。

In「(~する)ちょっと/少し前」、either「ちょっと」or「少し」is needed, which is hard for novice learners to understand. Using「ちょっと/少し前」is much more natural.

Points to Note

Use 辞書形 before「前に」


In「(~する)ちょっと/少し前」、「ちょっと」or「少し」before「前」is a principle.
Because「前」is a noun, not only「に」, but other particles such as「は」and「から」, among many others may also be used with it.