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自動詞

誤形成

❌ きのう転んで歯を2本折われてしまったんですよ。
✅ きのう転んで歯を2本折れてしまったんですよ。

This student may not know the word「折る」.

❌ PKO問題をめぐって、日本で意見が二つに分かっている。
✅ PKO問題をめぐって、日本で意見が二つに分かれている。

This is a confusion between the two words「わかる」and「分かれる」.

自動詞→他動詞

❌ 親が離婚した場合、子供を父と母のどちらが育つ方がいい影響を与えると思いますか。
✅ 親が離婚した場合、子供を父と母のどちらが育てた方がいい影響を与えると思いますか。

❌ また、丁重語では、英語も和語もよく用いられ、英語の前に「ご」を付き、和語の前に「お」を付く。例えば、「ご説明」「お留守」など。
✅ また、丁重語では、英語も和語もよく用いられ、英語の前に「ご」を付け、和語の前に「お」を付ける。例えば、「ご説明」「お留守」など。

❌ 自殺者が出るという事態に至っても、会社側は何の対策も立っていない。
✅ 自殺者が出るという事態に至っても、会社側は何の対策も立てていない。

① These verbs sound similar, so they are easy to mix up.

❌ あの箱に入ってある物はすべて高級商品である。
✅ あの箱に入れてある/入っている物はすべて高級商品である。

❌ 自分の本棚に並んである作品はもう全部読んでしまったので、新しいものを買おうと思っている。
✅ 自分の本棚に並べてある/並んでいる作品はもう全部読んでしまったので、新しいものを買おうと思っている。

② When using「てある」to express a state of a result, fundamentally, the verb becomes「他動詞+てある」or「自動詞+ている」; however, the wrong verbs were used before「てある」in these examples.

❌ 道に迷ってしまった子供は母の姿を見つかって、大声で呼びながら、急に泣き出した。
✅ 道に迷ってしまった子供は母の姿を見つけると、大声で呼びながら、急に泣き出した。

❌ 地震は建物を倒壊させるのみならず、火事を起こるおそれもある。
✅ 地震は建物を倒壊させるのみならず、火事を起こすおそれもある。

❌ 話をおもしろくするためだろうか、あの人は手や足を大げさに動いているきらいがある。
✅ 話をおもしろくするためだろうか、あの人は手や足を大げさに動かすきらいがある。

❌ それで、警察は強盗殺人未遂事件として捜査を始まったが、盗まれた物もない強盗事件ということを怪しいと思い、母親を追求した結果、犯人は息子であることが明らかになったそうだ。
✅ それで、警察は強盗殺人未遂事件として捜査を始めたが、盗まれた物もない強盗事件ということを怪しいと思い、母親を追求した結果、犯人は息子であることが明らかになったそうだ。

③ These sentences use「を+自動詞」so it's unclear to figure out the the relationship between subject and object, etc.

❌ 大学時代の流行通りに、私も髪が肩に垂れたり、おごひげを生やしたりしました。
✅ 大学時代の流行通りに、私も髪を肩まで垂らしたり、おごひげを生やしたりしました。

❌ この間、涙が流れながら「・・・」などの作品を読みました。
✅ この間、涙を流しながら「・・・」などの作品を読みました。

④ Both of these sentences show volition. In the second sentence, when using「ながら」, because both clauses use volition, then both verbs should be transitive. Other examples:「歌いながら泣く」「笑いながら話す」.

❌ 雨上がりのグラウンドで、皆泥まみれになって、試合が続いている。
✅ 雨上がりのグラウンドで、皆泥まみれになって、試合を続けている。

Because「みな」is the subject that will be performing the actin of the verb, a transitive verb is required. Learners seem to have a hard time when choosing verbs after「て」such as in「泥まみれになって」.

❌ たばこを吸うのは生まれたときからではありませんので、吸い始まっても、またそれをやめることはできると私は思います。
✅ たばこを吸うのは生まれたときからではありませんので、吸い始めても、またそれをやめることはできると私は思います。

Although this student wanted to express「(し)始まる」, this way of speaking does not exist in Japanese. Whether or not the verb before is transitive or intransitive, it will become「(し)始める」.

交通事故が起こった責任があるのだから、賠償金を支払いたくなくても、支払わないではすまない。
交通事故を起こした責任があるのだから、賠償金を支払いたくなくても、支払わないではすまない。

This example shows taking the blame for something that happened. Using「起こる」would mean that the person did not cause the accident. Using「起こす」means that the person caused the accident and takes blame for those actions.

⭐ お休みのところを邪魔になって申し訳ありません。
✅ お休みのところをお邪魔して申し訳ありません。

Although the person did not mean to「邪魔をする」, that person did and shows that they take some responsibility, and like the example above, is more polite.

自動詞・受身→他動詞・受身

❌ 二人が下流で楽しんでいるうちに、あっという間に洪水がやって来た。流れられてしまう前に河岸のほうへ急いで逃げた。
✅ 二人が下流で楽しんでいるうちに、あっという間に洪水がやって来た。流されてしまう前に河岸のほうへ急いで逃げた。

This mistake needed to be the passive form of the transitive「流す」, but this student used the passive form of the intransitive「流れる」.

自動詞→受身

⭐ 本を読むというのは、文字の中に込っている作家の思想を理解するということだ。
✅ 本を読むというのは、文字の中に込められている作家の思想を理解するということだ。

「込っている」has no meaning, because it isn't a word. Because the subject of the sentence is「作家の思想」, then using「込められている」is better.

自動詞→可能

❌ 香港に大学が4つある。でも、入学したい人がたくさんいるので、4分の1しか入らない。それで、大学の入学試験は非常に厳しい。
✅ 香港に大学が4つある。でも、入学したい人がたくさんいるので、4分の1しか入れない。それで、大学の入学試験は非常に厳しい。

Because only one can become a member「一員となる」, then expressing「できない」is needed「入れない」.

Points to Note

It's important to know what is called「自他ペア」, that is pairs of transitive and intransitive verbs and how to use them.


Learners seem to have trouble with these expression in particular「電球が切れた」「水が出ない」「エアコンがつかない」「トイレが流れない」.
Learners seem to only use「動く」for things like humans, animals, bugs, or things that move like「車、機械、地球」. They don't seem to use「動く」in examples like「テーブルが動いた」to show the result that something has moved (by something else).
Like above, learners also tend to make the fixed assumption of「自動詞=自然現象」like the examples「自動ドアが開く」「風邪で火が消える」.